2年ぶりのはてなブログ。日記はほそぼそとnoteで書いており、ここはそれ以外の文章を置く場所となんとなく決めてしまっている。それ以外の文章を書く力が枯渇しつつあって、でもここは今日みたいなときのために残しているのだ。
昨日すごく久しぶりに長考した。自分のことについて。このブログのひとつ前の記事を読んでみたら、今とは全然違う人間みたいで驚いた。こんな風に思ったり、こんな文章を書いていたんだ。ふしぎ。かといってこの2年で自分が変わるような出来事があったわけでもない。ただ時間が、少しずつ流れただけ。波とか風で石の形が少しずつ変わるみたいに変わったような感じがする。
何が変わったか、一番大きいことは「さびしい」「パートナーがほしい」という気持ちが一切なくなったこと。
今思えば、これらの欲求はわたしの場合性欲に依るところが大きかったのかもしれない。（恥ずかしくて、かもしれない。という書き方をしているけどほぼそうだと思う）生理を軽くしたくて飲みはじめたピルのせいか、性欲がぱったりとなくなった。それとほぼ同じくらいに、これらの欲求も消えてしまった。わたしは「性欲がある自分」が大嫌いなので、今は快適に生活ができている。
あまりにも「人を恋愛的に好きになる」という気持ちがなくなり、元々持っていたかどうかもあやしくなり、いっときは自分の性的志向について考えたりもしたけど考えたところでそこに属したいという気持ちもないので考えるのをやめた。この先またそういう気持ちを持つ可能性もゼロではないし。
恋愛感情の有無にかかわらず、自分が誰かと親密になることは無理かもしれないとも思う。
これは自分としては悲しいことだけど、おそらく他人への興味が薄い。自分のことしか考えられないっぽい。もちろん好きな友人はいるし、親密になれないからといって自分からコミュニケーションを打ち切ったりはしたくない。でも、世間一般に「親密」とされるところまで、他人と距離を近づける能力がわたしにはあまりないのだと思う。
でも、そこまでいけなくても普通に自分が好きだと思う人とは仲良く、気持ちよく接することはできるでしょ？と今は思っているので、そのようにしていきたい。
生活をしていて、誰かと恋愛、結婚とかそういう話題になったとき、最近は正直に「もう一人でいいと思っている」と話す。
そうすると大体は「もったいない」「まだわからない、あきらめないで」みたいな反応が返ってきて、その度にこれがいわゆる世間か〜、とハッとする。さびしくもなる。自分の中に少し、「いいと思うよ」とか肯定してほしい気持ちがあるのだと思う。
今はまだ自分自身で「いいと思う、たぶん…」と思っていることしかできない。人生の目標とか最近はあまり考えないことにしたけど、もしこの先同じように思う年下の女性が現れたときには、「いいと思う、たぶん！」と言ってあげたいなーと思う。
