282日前のブログを書いたわたしは、減薬に不安を抱き、拒否していたようだ。
なんか他人事みたいだ。282日前の自分と今の自分が地続きなのか心配になるけど、心配無用、残念ながらわたしはわたしのままである。
何が言いたいかというと、サインバルタの減薬にとりかかった。
前々回の通院だから、3ヶ月前くらいだろうか。およそ90日前のわたしは自ら減薬を申し出た。
新しいブログを書くとき、ふと、以前書いた記事を読んでみたりする。
精神の具合がよくなってもうかなり経つ。
初めは精神の具合がいいことに一々驚き、感動を覚えていたけど、時間が経てばそれが段々当たり前のことになる。
はじめ、この安定は薬のおかげでしかないと思っていた。
だって、これまで生きてきて、何をしててもどこにいても常に不安や怒り、悲しみ、つらさがあった。なのにそれがなくなったのだ。(なくなった、というのは間違いかもしれなくて、ぼやけて感じられなくなっただけかもしれない)
自分は何も変わってない(それどころか以前より偏屈に卑屈になった)し、他に原因も思い当たらなかった。
だから薬を辞めたら必ず元に戻ると思った。
今振り返ると頭でっかちな考えだなあと思う。薬の効能に感動しすぎて、「薬」に意識が向きすぎていた。
薬の服用開始と同じ頃、新しい仕事を始めた。その恵まれた環境や自分に合った業務内容は、薬と同じくらいにわたしの安定に作用していると、今なら言える。
以前診察で減薬を拒否したとき、先生が薬だけのおかげじゃない、と言ってくれたけど、そう思えるようになったのだ。
心が成長したから、とは思わないけど、そう思えること自体は心の成長かもしれない。
減薬は今のところ順調に進んでいて、今の調子だと来年中には終わるようだ。
薬を辞めたらもとに戻ってしまうという不安はまだ少しある。
これまであらゆる努力に失敗してきたわたしがこれから頑張りたいのは、不安やつらさをできる限り回避し、取り除くこと。
幸せをたくさん感じたい、よりは不安やつらさをとにかく感じたくない。
不安やつらさから逃げ切りたい。
以上、減薬vsわたしの続報でした。